アルバイトやパート
アルバイトやパートにおいても、残業手当や休日出勤手当が支給されることになっています。しかし、現状においては、難しくなっています。
アルバイトやパートは、あくまでもサポートの役割を担っていることが多くあります。つまり、正社員の仕事をアシストすることや、正社員の代わりに出勤し、仕事をするという役割を担っているのです。そのため、残業手当や休日出勤手当を支払うための労働時間を得られないといった実態もあります。また、勤務時間終了後にゴミ捨てや掃除などの雑用をさせる場合があります。これも、残業と言えば残業です。しかし、時間にして10分や端数程度のものだと、申請する手間を省くために、トイレ休憩の時間として清算してしまう実態もあるということです。トイレ休憩にまで、給料を支払えないというのが、企業の言い分です。
アルバイトやパートは、どうしても会社において弱い立場にあります。そのため、こうしたサービス残業の実態は、隠されてしまうのが現状なのです。
それを防ぐことが出来るのが、派遣社員です。派遣社員は派遣会社の社員であるため、契約は派遣会社とのものとなります。つまり、会社側からサービス残業を迫られても、断ることが出来るのです。また、残業手当や休日出勤手当を支払ってもらうよう要求することが出来ます。しかし、派遣会社は、その会社とのつながりがありますので、契約時に、サービス残業などに関する取り決めを行っておき、会社側に対応してくれる派遣会社を選ぶことがポイントとなるでしょう。