サービス残業と残業・休日出勤手当

サービス残業の実態

サービス残業の実態は、近年において、大分少なくなってきている傾向にあります。しかし、以前と同様に行われている会社もあるのが現状です。

 

例えば、労働時間終了後、仕事をするように強制するものがあります。この場合、決められた労働時間は終了しているため、その後に強制された仕事は、サービス残業として扱われます。こうしたやり方で、サービス残業が行われている実態があります。

 

サービス残業が行われる傾向が強いのは、外資系よりも日本の企業が多いことと、労働組合のある会社に多く見られるということです。外資系は仕事のスタイルもアメリカンスタイルであるため、社員は自分のために働くという感覚が強いのですが、日本の企業においては、社員は会社に尽くすものという考え方が強いため、残業も当然という感覚が残っているようです。

 

また、労働組合の多い会社においては、残業申請の事務処理が嫌気されるため、申請をためらうことにより、ただのサービス残業に変えてしまうという傾向があるということです。